ロッテは本物志向・・・その1
昔、子どもの頃から、テレビ番組を見ていると「提供は○○製薬、技術の○○、お口の恋人ロッテでお送りいたします」というナレーションがよく流れていました。
「おロの恋人ロッテ」。
なんてスマートな響きなんでしょう。
チョコレートは○○、○○のマークの○○と、ストレートに社名を連呼するCMが多い中にあって、そのコピーは新鮮でした。
ドイツのゲーテ作『若きウエルテルの悩み』に登場するヒロインの名が『シャルロッテ』です。
ウエルテルにとってシャルロッテは愛の化身であり、学生時代にドイツ文学を愛読したというロッテ創業者重光武雄は、「ひとりでも多くの人々に愛される社にしていきたいし、愛される製品を作っていきたい」という気持ちをこの社名にこめました。
ハリスが脱落し、ガムといえばロッテがすぐに連想される今日、重光の当初の願いは達せられたと見てよいでしょう。