ロッテ創業のはなし・・・その2
重光は昭和19年、早稲田高等工学校の学生だったころ、知人の老人から、「戦争が激しくて店をやっていけない。何か適当な商売はないか」と相談を持ちかけられました。
重光はたまたま学資稼ぎに出入りしていた「切削油」の製造はどうかと答えます。
切削油は旋盤で金属を削るときに冷却するために使います。
その提案に乗った老人と八王子で工場をはじめましたが、空襲ですべてが灰燧に帰しました。
焼け跡で肩を落とす老人をみて「損をしたお金をなんとか返却してあげねば……」と重光は思う。
そして石鹸の製造に乗り出し、これが成功して昭和22年頃には老人に5万円という大金を返すことができたそうです。